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こんにちは、ワーママ会社員のもなか(@monaka_nonbiri)です。
ワーママで会社員やっていると、
これ…無理じゃね?
…仕事辞めちゃう?辞めちゃうよ?
ってなることが時々あります。
私の場合、飽きっぽい性格なのもあり、独身の頃から退職を繰り返し、17年間で転職経験は7回。
退職・転職を繰り返す中で気づいたことがあります。
それは、思いつきで辞めちゃだめ!ってこと。
辞めた後に、苦労しかない。
今回は、「会社辞めたい」ってなった時にやるべきことをご紹介します。
私はこれをするようになったら、次の仕事に困らなくなりました。
もし今、「仕事辞めたいな」と思っているのであれば、ぜひ読んでいってください。
- 会社員18年目、転職7回(内、ワーママ転職1回)
- 6歳(年長)の娘を育てる母
- 2023年より在宅勤務ができる会社に転職(フルタイム勤務)
- 広告制作職→広告営業→マーケティング&広報
- 実は…新卒無職スタート、転職でキャリアと給料を上げてきました
「つらい、疲れた、辞めたい」と思う理由を明確にする
2018年4月、私は元の正社員フルタイムの営業職で復職しました。
ワーママ1年生の私は毎日、
も…もう…む…りぃ…
という感じで、職場の先輩を心配(ドン引き)させていました。
そこには余計なプライドとジレンマがあり、自分を追い詰めていたのだと思います。
がむしゃらに頑張るのは悪いことじゃないけど、ゴールも見えずに走り続けるのは息切れしてしまいます。
何が問題で、何が嫌なのか、そして本当に仕事を辞めたいのかを知るためにも、まずは自分の本心を確かめること。
当時私を追い詰めていた理由をまとめるので参考にしてみてください。
残業はできないけど、仕事が終わらない
保育園の迎えの時間がタイムリミット。
問答無用で仕事を切り上げ退社するしかありません。
仕事は責任を持ってやりたいし、これまでの経験からプライドがあるのに、時間がそうさせてくれない。
終わらない仕事を翌日に持ち越すのも、先輩にお願いするのも嫌だった私は、上司に相談して仕事量を減らすことにしました。
当然、昇給は完全に断たれてしまいました。
減給されなかったのは、これまでの実績を評価してくれた社長の優しさ
仕事は責任を持って全うしたいけど、体力&メンタルに余裕がない
営業職だったので、行動してナンボの仕事。
お客さんと連絡を取るなり、商談するなりしないと、情報は入ってこないうえに仕事はなくなるし、お金も入ってきません。
毎日「やらなきゃ、やらなきゃ…」と念仏のように呟いていたのですが、体が動かない状況。タスクが増えていくばっかり。
仕事と家庭でオーバーワークになり、体力的・精神力ともに消耗していた結果です。
食事に気を使いたいけど、料理する時間がない
出産した当初は、添加物の入っていない自然のものを食べさせたい!…なんて思っていたけど、働き出したら冷凍orレトルトのオンパレード。
自分の食事は残りものや、インスタントの味噌汁だったり。
復職して数ヶ月後には正直食べる気力もなくなっていました。
生きるために大切な食事をないがしろにしてまで、正社員として働く意義はなんなのだろう?
貴重な子供との時間を大切にしたいけど、自分時間が欲しい
朝7:30〜夕方18:30まで保育園に預けている子供とゆっくり一緒に過ごせるのは、帰宅後の夜の時間のみ。
「一生で今しかない子供との時間は大切にしたい」という思いで、夜の時間は子供につきっきりで過ごしていました。
そして21時、一日中動き回ったことで子供の寝かしつけ時に一緒に寝ちゃう。
翌日6時に起きてまたバタバタ家を出る…振り出しに戻る。
あれ、自分のための時間がなくない??って気づいちゃったんです。
部屋が汚くなっているけど、掃除する気が起きない
子供がいるお家は部屋が荒れるとは思っていましたが、荒れるというより汚い家でした。
食べ物を落とした後すぐに拭けば綺麗になるのに、
…おちたね…(無)
終始こんな感じてぼんやりしていたので、すぐに拭けていなかったんです。
同じパターンで家中がどんどん汚れていき、自分でも「きったな!」と気づいてはいたものの、リカバリーする余裕がありませんでした。
眠い、疲れた、休みたいけど、眠れない&休めない
朝起きた瞬間から寝る瞬間まで、常に「眠い、ダルい、疲れた」の3つを復唱していました。
ある時は歩きながら(目は開いているのに)半分寝ていることがあったほど。(一瞬意識が飛ぶ感じ)
いつか電車のホームに落ちるんじゃないかと夫に心配されていました。
就寝21時なのになんで寝不足なの?と思われるかもしれませんが、子供が小さい時ってちょっとした鳴き声や寝言でも目が覚めるくらい、眠りが浅い状態の睡眠なんです。たぶん夜泣きの名残り。
熟睡できない、疲れが取れない、そもそも休暇がない。
毎日必死に頑張っているけど、褒められるどころか白い目で見られる
仕事では独身時代と同じ仕事量で成果は1.5倍に伸ばしていたし、家庭では忙しい夫にはできるだけ頼らず、娘が毎日楽しく過ごせるように尽くしていました。
ここまで書いてきて、自分めちゃくちゃ頑張ってたじゃん!と、今振り返ってみても思います。
だけど、残業せずにさっさと帰っていき、子供が熱を出せばすぐ早退、その上できない仕事を簡単に断る私は、褒められるどころか白い目で見られることが多かったです。
仕事を辞めた後の生活を想像して書き出す
今は会社を辞めたい気持ちでいっぱいかもしれません。
だけどちょっと待って。
まずは、辞めた後の生活をイメージしてみてください。
人は「見えないもの」「不確実なもの」に不安を感じるようにできています。
逆に言うと、見える化しておくと不安になりづらいということ。
会社を辞めて一息ついた後に襲ってくる不安に飲み込まれないよう、「どのように生活していくか」ビジョンを明確化しておくだけでも冷静になれます。
またこの作業をしていく中でも心が冷静になっていき、その後の判断を落ち着いて決めることができます。
ここで一旦立ち止まって、冷静さを取り戻しましょう。
会社員のメリット&退職時のデメリットを考える
ワーママにとって長時間労働を強いられる会社員の働き方は、不向きだと思っています。
だけど会社員は大きな力に守られているため、生活が安定することも忘れてはいけません。
本当に、本当に!辞めてしまってもいいのかを冷静に考えるためにも、これまで享受していたものを再確認しておきましょう。
仕事を休んでも収入が得られる(有給制度・産休育休)
会社員としての大きなメリットの一つは、有給休暇や産休・育休の制度があること。
出産・育児で長期お休み取っても、子供の看病で数日休んだとしても、給与は毎月支払われます。
長年、会社員をやっていると当たり前の権利と思いがちですが、これは会社員の特権です。
退職後にはこのような制度がないため、収入の安定性が低下する可能性があることは知っておきましょう。
仕事の成果がイマイチでも毎月安定した給与がもらえる
会社員としての給与は、個々の仕事の成果に関係なく毎月固定です。
高い売上を出しても給与が増えることがないという面でデメリットに捉えられがちの固定給ですが、例えば金融不安やコロナ禍のようなパンデミックがあったとしても給与が下がるケースはほとんどありません。
もちろん絶対ということはないけれど、多くの会社員はコロナ禍でも通常通りの給与をもらえていたと思います。
安心・安定した生活は、実は会社員だからこそ。
新しいビジネススキルを身につけるチャンスがある
会社で働いていると、自分では作り出せない仕事をさせてもらえる機会がいっぱいあります。
大手企業であれば数千万〜数億円というお金が動く一大プロジェクトに携われたり、中小企業だったとしても社長から経営の仕方を間近で見ることができたり。
また資料として購入した書籍や、セミナー参加のための講座費・交通費などは、経費として支給してもらえます。
通常は新しいスキルを身につけるために、お金を払って学校やセミナーに通ったりしますが、会社員はお金をもらいながら学ぶことができるのです。
どうせ働くなら、自分のためになることに利用して、個人で働くためのスキルを磨いちゃいましょう。
社会的信用を得られる
意外と忘れがちなのが社会的信用があるということ。
社会的信用があると、
- 銀行口座が作れる
- クレジットカードが作れる
- ローンが組める
- 賃貸物件が借りられる
会社の役に立たないグータラ社員だったとしても会社員というだけで、これらのことは難なくクリアできます。
保育園・学童に入りやすい
待機児童が多い自治体でも、会社員共働きであれば認可保育園に入園できる可能性はとても高いです。
というか、認可保育園に「フルタイム勤務+親族は遠方」は必須条件ですよね。
私の住んでいる地域は、認可保育園の家族状況ポイントは「満点」が最低条件なので、仕事を辞めたら半年後に退園になってしまいます。
つまり、退園させたくない場合は、何としてでも半年以内にフルタイムの仕事を見つける必要があります。
会社での仕事内容・経験・スキル・実績を書き出す
今の自分の武器となる「できること」を把握します。
誰かに見せるものではないので、遠慮なく堂々と書き出しましょう。
これまでやってきたことは、これからの糧であり社会を生き抜くための武器になります。
例えば、「資料の誤字脱字、数字のミスを見つけるのが得意」であれば、校正の仕事や営業事務などの仕事を新しく見つけることができるかもしれません。
ちなみに私は、「話しやすい、話していて楽しい」と褒められたことを武器に、取材ライターや営業の仕事を獲得したり、転職活動の面接で「一緒に仕事をしたい」と採用になったりしました。
長所・短所は思わない形で発揮されます。
自分では気づきにくいところもあると思うので、親しい人に聞いてみるのもありですよ。
米国ギャラップ社の開発したオンライン「才能診断」ツール「ストレングス・ファインダー2.0
大企業では、社員の特性を把握するために使われたりします。
私もやってみましたが、かなり精度が高く、自分の弱点もわかるという点が他の診断ツールとの違いだと思います
現状と冷静に把握して手段を検討
解決策はここまでに書き出した状況によって変わります。
- 辞めたい理由
- 辞めた後の生活スタイル
- 自信のスキル、経験、実績
それぞれ環境・状況が違うので、これが正解!というものはありません。
ここでは手段の参考として、いくつかパターンをご紹介します。
①ポジション異動、仕事内容の変更
部署がたくさんある大手企業であれば、社内転職という方法があります。
もし人間関係の悩みであれば部署移動、仕事のやりづらさが問題なのであればポジション異動することで解決するかもしれません。
何より、大きなリスクがない点が社内転職のメリットです。
一度チャレンジしてみて本当にこの会社じゃもう無理!ってなった時こそ、他の会社に転職、または退職するという判断をしても遅くはありません。
②休職|時間的余裕を作って様子を見る
会社員には休職という手段があります。
休職中は収入がなくなりますが、失業するわけではありません。
やっぱり戻りたいな…と思った場合、元の会社に戻ることができます。
今、考える余裕すらない!と追い詰められている状況であれば、冷静な判断は難しいでしょう。
休職してゆっくり考える時間を作るのもアリですよ。
③転職|条件にあう会社を探す
私は転職することで、9時〜17時勤務(残業なし)、フルリモート正社員の働き方を実現しました
7回転職している私の「仕事辞めたい」は、いつも「この仕事をこの先も続けていていいのだろうか…」という漠然とした不安からでした。
「この仕事だから辞めたい」だったので、会社を移ることが最善と判断しました。
今と同じ収入、または今以上の収入を安定的に稼ぎたい!ということであれば、転職をおすすめします。
④正社員を辞める
会社を辞める=無職という選択肢だけではありません。
アルバイト、パート、契約社員、派遣社員、業務委託、フリーランス。
調べると色々な働き方が見つかります。
雇用形態によってハードルが変わりますが、仕事の割合を減らしたいのであれば、時給で働ける働き方がいいですよ。
時給の働き方は採用までのハードルも低い場合が多いので、未経験領域にチャレンジしたい時にもおすすめです。
私は正社員の他に、アルバイト、契約社員、派遣社員、業務委託を経験しましたが、どの働き方でもガッツリ稼ごうと思えば正社員並みの収入は得られたし、収入を抑えて時間を作ることもできました
⑤専業主婦になる
「仕事を続けるvs専業主婦になる」は、多くのワーキングママが悩む登竜門。
子供の顔を見ると、専業主婦になりたくなる気持ちがとてもよくわかります。
ただし、落ち着いて考えて欲しいのは、
- 世帯収入は夫一人の稼ぎで問題ないか
- 何かあったとき、夫の収入がなくなっても問題ないか
- 将来のお金に不安はないか
- 仕事で得ていた自尊心は補完できるか
ということ。
収入の柱が1つに偏るとリスクが高まるということは念頭に置いておいた方がいいです。
例えば在宅ワークで収入を得られるようにしておくなど、リスクヘッジすることを考えましょう。
⑥フリーランス
長年会社員をやってきた方からすると、フリーランスなんて考えられない!って思いますよね。
だけど最近ではフリーランスになるハードルが、とても低くなってきたように感じます。
例えば、クラウドソーシングを利用すれば、営業をせずとも仕事を受注することができます。
会社員として働いているうちは「当たり前!」と思ってやってきたそのスキル、実はフリーランスで通用するかもしれません。
求人を見るだけでもヒントが見つかるので、調べてみてください。
会社でスキル・経験を身につけて、次の一歩に繋げる
ここまで、自分自身のスキル・経験・実績を振り返る作業をしてきました。
そして、様々な可能性を踏まえた将来の進む方向も考えたと思います。
この時点で、
次のステージへ踏み出す自信がない…
と感じているのであれば、まず今の職場で得られるものを探してみましょう。
会社員のスキルって、意外と高度なことを実践していることが多いんです。
上司から「パワポ資料作って!」とかサクッと頼まれたりしたことありませんか?
もしPowerPointを駆使して人に見せられるプレゼン資料が作成できるなら、それは立派なスキルです。
Excelを使って複雑な在庫情報を管理できるならそれもまたスキル。
自信を持って「できる!」と言えるようになるまで目の前の仕事に一生懸命取り組むと、次のステージで自信を支える武器になりますよ。
まとめ|衝動で退職するのはNG!
これだけは断言させてください。
衝動で退職すると、ものすごく苦労します。
私は7回退職をしましたが、内3回は勢いで辞めました。
もう辞めたい…よし、辞めちゃえ!って。
退職した直後はスッキリとした晴れやかな気持ちになり、時間と心にゆとりができます。
しかし、2週間くらい経った頃から少しずつ転職に対するモチベーションが下がり、人と会うことが億劫になり、不採用通知が来るたびに自己肯定感が下がります。
最終的には「以前と同じようには働けないかもしれない」という感情が出てきて、会社の電話を取り次ぐことすらできないのでは…という不安が襲ってきました。
自信のなさは、表情や声に出てきます。
そんな人が面接に来ても、「ぜひ!うちの会社で働いてください!」とは言われないですよね。
私はこれまでの会社でこんな仕事をしてきたんだ!だから大丈夫、やっていける!と思えているその自信を携えて、転職活動なり、フリーランスなりに挑戦した時の方がうまくいきました。
一息つく休暇は次にやることを明確にしてから、ゆっくり贅沢に取得した方が楽しいです。
今回の記事が何かのお役に立てたら嬉しいです。
その迷いが解消され、前向きな次の一歩が踏み出せるよう応援しています。