こんにちは、ワーキングママのもなか(@monaka_nonbiri)です。
仕事量が多かったり、業務時間が長かったりしてワーキングママになんてなれない!
こんな状況のとき、会社員であるわたし達が持っているカードは3つ。
- 業務内容の交渉
- 転職
- 退職
わたしは結婚・出産にあこがれていた20代のころ、子育てと仕事の両立は難しい働き方をしていました。
そして27歳の時に「転職」を選びました。
転職すること6回。
現在はホワイトな会社に転職し、フルタイムの正社員として子育てをしながら仕事を続けています。
育休から復職後も希望した営業職に戻ることができました♪
今回は6回の転職経験から、ワーキングママになるための会社選びについて書きました。
結婚・出産をしたあとも仕事は続けたいと考えている方の参考になったら嬉しいです。
この記事は結婚・出産する前の経験をもとに書いています。ワーキングママ向けの転職活動記事ではありません。
やりたい!と思った仕事は広告業界
自己紹介がわりに、わたしが所属している業界についての話です。
大学を卒業後、情報誌の広告制作会社に就職しました。
広告業界を選んだ理由は、自分の作ったものを誰かに見てもらえる仕事だと思ったから。
実際は「見てもらえるように(伝わるように)試行錯誤する仕事」。
そして広告によってアクションが発生したかどうかで評価されます。
「プロの世界は奥が深い!」と、当時はより一層やる気が湧きました。
つまり、多少の無理なら受け入れるつもりで仕事に取り組んでいたのです。
結婚・出産が実現できない会社とは?
仕事には前向きだったものの、わたしは10代のころから結婚・出産に憧れを抱いていました。
25歳までには結婚して、第一子を出産したい!
ところが現実は、相手がいたとしても結婚なんて、ましてや出産なんてとてもじゃないけどできない!
相手はいなかったんだけどね…付き合うとか無理なレベルで激務
- 帰宅できない日もあるほどの超長時間労働
- 一人で仕事をまわすワンマンプレイ
- 締め切りは厳守
- クライアントに振り回される(休日も電話が鳴る)
- 仕事量が鬼
そして20代前半のとき、冗談半分に言われた3か条がコレ↓
- 結婚するな
- 出産するな
- 出産するなら3カ月で戻ってこい(育休は取るなということ)
はっきり面と向かって言われたら、
「わたしの夢は専業主婦!」とか言えない
またタイミング悪く、当時はリーマンショックの影響で多くの社員がリストラされた時代でした。
産休・育休を取っていた優秀な先輩たちが、次々とリストラされていくのを目の当たりにしたのです。
「結婚をするなら仕事をやめろ、仕事がしたいなら子供を産むな」
サラリーマンでいることの厳しさと、女性が出産することの難しさを実感した経験でした。
一昔前の話に聞こえますか?
確かに最近では出産・育児に対して寛容になったと感じることが増えました。
ですが、妊婦やワーキングママを疎ましく思っている企業(または社内環境)はまだまだ多いです。
リーマンショックのような金融危機がいつ発生するかは誰もわかりません。
いざ景気不況になったとき、仕事と収入を失わないためにはどうすればよいのでしょうか。
転職を6回も繰り返した理由
産休・育休を取得している先輩たちがリストラされていくのを目の当たりにして、このままではいけないと感じたわたしは転職活動を本格的に始めることにしました。
その後、契約社員、派遣社員、正社員と様々な雇用形態で転職を重ね、6回目で現在の出版社に入社しました。
転職先は全部広告関連の仕事をする会社です
転職を6回も繰り返した理由は、納得いく会社が見つからなかったから。
- 女性でもキャリアアップできる
- 産休・育休が取れる
- 育休から復職後も戦力として活躍できる
- 人間関係が良好
- 社員一人一人に裁量がある
- 働き方に柔軟性がある
- 正社員雇用
書き出すと要望が多いですね(ビックリ)。
しかし、ワーキングママとして働く可能性を考えると、これらの条件は外せません。
一日24時間の中で仕事をしている時間は8時間(残業を入れたらそれ以上)。
睡眠時間と変わらないくらい一日を占めているからこそ、仕事をする場所にはこだわりたいと思いました。
転職は1回で成功することは稀です。
だからと言って諦めずに続けていけば、きっと自分に合う会社は見つかります。
ブラックな会社とは?
さて、ここでお聞きします。
こんな会社はブラック企業だと思いますか?
- 帰宅できないほどの超長時間労働
- 徹夜しても終わらない業務量
- 県外の出張は月の半分なのに、手当なし
- 月の残業時間は80時間以上
- みなし残業として給料に含まれているため、残業代なし
- 安月給(5年間働いて昇給額は5000円)
わたしが20代のころに所属していた会社です。
こう書くと明らかにブラック企業と言えそうですね。
当時のわたしも「ウチの会社は最悪だ!」と友人に愚痴をこぼしていました。
ですが、退社して10年たった今振り返れば、この時培ったスキルでわたしは6回の転職に成功しています。
しかも転職活動にほとんど苦労はしていません。
努力をした分だけのスキルは付いているし、苦しいチャレンジをたくさんした経験は実績として他社でも評価されます。
必死で働いた結果得たものは「スキル」というお金では買えない財産です。
ブラック企業という一般的な定義はありますが、他者の物差しではなく、自分にとってどうなのかで会社を見極めていくことが大切だということを学びました。
最終的に選んだホワイトな会社とは?
6社目に選んだ会社に所属してから、2022年現在で9年目になります。
こんなに長い期間在籍するのは初めてです。
わたしはこの会社で、念願の結婚・出産・復職を経験しました。
そして現在もワーキングママとしてのキャリアを積み重ねています。
では、この会社に定着したポイントはどこなのかについてまとめます。
- 個人の意見を尊重してくれる
- 働き方は柔軟にカスタマイズ可能
- 個人の裁量が大きい
- 社内の風通しがいい
- 年齢関係なく交流がある
- 個人の仕事内容が明確
現在働いている会社はワーキングママの先輩がいません。
いわば、わたしがパイオニア。
産休・育休・復職、その後のキャリアアップまでのルートを自分で切り開きました。
こう言うと偉業を成し遂げたような聞こえですが、実際はそんなに苦労をしていません。
それは会社の体制が柔軟で、個人の意見を尊重する文化だったから。
そして同僚や上司から多大なサポートを得られたから。
ワーキングママにとってホワイトな会社を見つけるためには、会社と社員にワーキングママという新しい働き方を受け入れる器があるかどうかの見極めが肝心です。
最後に
27歳の時に「転職」を選択したのは正解でした。
おかげでスキル、人脈、経験が複利的に増えていき、現在のワーママキャリアを支えています。
そして、ここ最近はまた「転職」が頭をよぎっています。
今の働き方では2年後にやってくる「小1の壁」を乗り越えられない!
現在の会社は仕事量や裁量、給与は、独身時代と同等です。
残業ができなくても他の社員と同等の扱いをしていただき、責任のあるポジションを任されています。
保育園に預ければ工夫次第でこなすことができるけど、「小1の壁」を調べてみると今のままでは仕事を続けていくのは難しそう…
ただ、転職がより良い選択なのかまだ決めかねています。
コロナ禍を経験して働き方のバリエーションは急速に増え続けている現代では、もっと視野を広げてもいいのかもしれません。
いつでも動けるように履歴書と職務経歴書を携えつつ、働き方の模索をこれからも続けていきます。